■京葉臨海工業地域 中袖編■ (2005年04月10日)


■長浦駅〜中袖■

PENTAX *istD + FA43mmF1.9L
(43mm 1/250 F11 ISO200)
[2005/04/10 17:02]

JR内房線長浦駅で降りて、中袖探検開始。
国道16号沿いに西進し、信号を右折すると中袖臨海通りだ。

このときは、笑ってしまうほどの強風。しかも向かい風。
手が道路に付くほどの前傾姿勢をしているのに、吹き飛ばされて前に歩けないという。
ガードレールや電柱にしがみついていないと、立っていられない。



PENTAX *istD + FA43mmF1.9L
(43mm 1/90 F8 ISO200)
[2005/04/10 17:04]

中袖臨海通りは、中袖を一直線に2.7kmほど縦断して海まで到達している。
クルマはもちろん、人っ子一人いない。



PENTAX *istD + FA43mmF1.9L
(43mm 1/250 F8 ISO200)
[2005/04/10 17:06]
PENTAX *istD + DA16-45mm/F4AL
(34mm 1/250 F8 ISO200)
[2005/04/10 17:13]

歩き始めてすぐ、右手に蔵波川と久保田川の河口部、中袖と北袖の間の東京湾が見えてくる。
海の向こう側には、北袖の工場群が。



PENTAX *istD + DA16-45mm/F4AL
(45mm 1/500 F8 ISO200)
[2005/04/10 17:19]

なぜか鉄塔の逆さ撮りが好み。



PENTAX *istD + DA16-45mm/F4AL
(45mm 1/750 F8 ISO200)
[2005/04/10 17:32]
PENTAX *istD + M135mmF3.5
(135mm 1/1000 F8 ISO200)
[2005/04/10 17:29]

中袖臨海通りをどんどん歩いていくと、まもなく東電袖ヶ浦火力発電所が見えてくる。
写真だとわからないが、ものすごい強風で煙が吹き飛んでいる。
激流のように渦巻いている。
また、鉄塔や煙突が強風でものすごい唸りをあげている。
すごい迫力。

自分もまともに立っていられないのだが。



PENTAX *istD + DA16-45mm/F4AL
(28mm 1/90 F5.6 ISO200)
[2005/04/10 17:46]
PENTAX *istD + DA16-45mm/F4AL
(34mm 1/90 F4.5 ISO200)
[2005/04/10 17:48]

歩くこと45分。ついに中袖臨海通りの終端。
目の前は東京湾。



PENTAX *istD + DA16-45mm/F4AL
(28mm 1/250 F6.7 ISO200)
[2005/04/10 17:50]
PENTAX *istD + M135mmF3.5
(135mm 1/250 F4.5 ISO200)
[2005/04/10 17:53]

東京ガス袖ヶ浦工場の、海上パイプライン施設。
おそらく、大型船でガス輸送しているのだろう。

ここでは、風が陸から海に向けて猛烈に吹き抜けている。
海辺には手摺りも何もなく、風に飛ばされると海に落ちるw
まともに立っていられないので、地面に這いつくばって撮影する。

海は激しくうねっている。
人間世界とはとても思えない殺伐感。
自分も、一歩間違うと落ちて死ぬし。

H.G.ウエルズの小説「タイムマシン」で、主人公は3000万年後の海辺を見る。
そのシーンを思い出させるほどの、寂寞感。



PENTAX *istD + M135mmF3.5
(135mm 1/180 F4.5 ISO200)
[2005/04/10 17:54]

同じ場所から、姉ヶ崎海岸、千種海岸、五井南海岸の方向を見る。
夕闇迫る薄暮と、激しくうねる海の向こうに、幻想のようにコンビナートが浮かび上がる。
絶景。

どんどん薄暗くなっていくのも忘れて、呆然と立ちつくす。



PENTAX *istD + M135mmF3.5
(135mm 1/180 F4.5 ISO400)
[2005/04/10 17:57]

いよいよ帰途。
遙かに続く中袖臨海通り。

3km先の国道に辿り着いたときには、もう真っ暗闇でした。
人工灯火もほとんどなく、本当に真っ暗。




後日談。
半月後、この中袖臨海通り末端の海上で、コククジラが発見された。
大々的にニュース報道されていたが、まさにこの場所だった。
クジラは大変残念だったが・・・。


北袖編←
↑戻る