35mm版カメラにとっては標準レンズである50mmクラスの実写テスト。
*istDに付けると換算75mm相当の画角になり、準望遠レンズクラスと言える。
マニュアルフォーカス時代のAレンズから2本、スクリューマウント時代のTAKUMARレンズから2本、最新のAF対応FAレンズ、デジタル専用DAズーム、TAMRONデジタル対応ズームを実写比較してみよう。
PENTAXの標準レンズクラスを比較撮影。
すべて*istD、ISO400、RAW撮り、WBは白色蛍光灯、三脚使用、フィルタ・フードなし。
拡大画像は等倍画像から切り取り、全体画像は1500*1000pixelsに縮小。
現像はPENTAX純正のPHOTO LaboratoryでJPEG化、画像切り取りや縮小はPhotoshop Elements3.0Jを使用(ほとんど画像加工はしていない)。
smc PENTAX-Aシリーズには4本の標準レンズが用意されていた。
A50mmF1.2、A50mmF1.4、A50mmF1.7、A50mmF2。
今回はハイエンドA50mmF1.2とローエンドA50mmF1.7の対決。
A50mmF1.2はマニュアルフォーカス時代のレンズだが、いまでも現行品で、AFのF1.2は発売されていない。
9枚絞りのため、光芒が目立たなくなっている。
A50mmF1.7はマニュアルフォーカス時代のローエンド標準レンズ。
全絞りでゴーストが発生。実写でもゴーストが出やすいと感じていたが、それが裏付けられる結果に。
F2.8以降では絞りの形が光源に出てしまっている。廉価版だけあって5枚絞り羽根なので、やむなしか。
一方、TAKUMAR時代の標準レンズ。
SMC TAKUMAR50mmF1.4は最後期モノで、ゴムヘリコイド化されているもの。
Super-Multi-Coated TAKUMAR55mmF1.8は、SMC TAKUMARではなくSuper-Multi-Coated TAKUMAR銘柄の金属ヘリコイド初期型。
smc PENTAX-FA43mmF1.9 Limitedは、KAFマウントのLimited三兄弟の長男で、ライカLマウント版も発売されている。