■西神中央駅■
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/250 F5.6 ISO200) [2004/09/21 12:00]
|
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/250 F4.5 ISO200) [2004/09/21 12:00]
|
スタートは、神戸市営地下鉄西神線西神中央駅。時間は既にお昼である。
この地下鉄は、厳密には、西神中央駅〜名谷駅までの西神延伸線、名谷駅〜新長田駅までの西神線、新長田駅〜新神戸駅までの山手線に分けられるらしい。これらは単に開業時期の違いである。
運行は北神急行電鉄北神線と乗り入れを行っており、さらに阪急電鉄が三宮駅からの乗り入れを画策中らしい。
(ちなみに、市営地下鉄と阪神と阪急は三宮駅、JRは三ノ宮駅で紛らわしい)
湊川駅まで360円の切符を買い、さっそくホームへ。
ちょうど形式違いの電車が並んでいたので、撮影。
左側が1000系(1977年)、右側は3000系(1992年)。市営地下鉄は他に2000系(1988年)がある。
たまに北神電鉄7000系が乗り入れてくる。
1000系の一部と3000系はVVVFなので、懐かしの京浜急行電車を思い出さずにはいられない。
撮影しているうちに3000系が発車していったので、ホームを渡って1000系に乗る。
湊川駅までは25分ほど。
首都圏と違って電車もほとんど混まず、楽な移動だ。
電車は数駅ほど地上を走るが、まもなく地下へ。
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/350 F6.7 ISO200) [2004/09/21 12:02]
|
ちなみに、西神中央駅は終点。
駅の先は電車区になっており、電車が留置されている。
ホームの端から眺めると、こんな感じ。
電車運行は最短3分、オフタイム10分間隔となっており、その規模にしてはかなり余裕のある配線だと思う。
■神戸電鉄有馬線■
|
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/180 F4.5 ISO200) [2004/09/21 14:06]
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/250 F5.6 ISO200) [2004/09/21 13:09]
|
湊川公園駅で下車し、神戸電鉄有馬線湊川駅に乗り換える。
時間があったので、駅前商店街の珍丼亭でカツ牛丼セット750円を食う。その筋では有名なローカルチェーン(2ちゃんにもスレがある)。とってもB級なメシ屋である。味はとっても(ry
湊川駅から準急に乗車。
準急は、粟生方面に行く電車と三田方面に行く電車が混在しているので、乗り違えないように注意が必要である。途中の鈴蘭台で分岐するのだ。
電車はそれほど混まないが、4両編成ほどしかないのに女性専用車両がある。
しかも客の多くを占めるオバチャン達は女性専用ではない車両にも平気で乗るので、女性専用車両は空いているが、それ以外は席に空きがない。
電車はものすごい急勾配をもくもくと登っていく。
写真は鵯越駅〜菊水山駅間のトンネル。トンネルの先に見えるのは、秘境駅で有名な菊水山駅ホームだ。
この辺りは、源平合戦の源義経のひよどりごえで有名なエリア。
実際のひよどりごえ合戦場については諸説あるようで、ここは候補地の一つ。
この菊水山駅周辺はハイキングコースになっており、山や渓流など自然を満喫できる。河原でBBQも可能だ。ビキニ姿で渓流水遊びをする女性もいる(ハァハァ)。
隣の鵯越駅まで写真を撮りながらマターリ歩いても、1時間もかからないだろう。
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/350 F6.7 ISO200) [2004/09/21 13:09]
|
菊水山駅で降りるには各駅停車に乗車する必要があるが、準急はたちまち通過していく。
湊川駅を発車して10分も経っていないのに、周囲はものすごい山の中。まさに秘境。
菊水山駅を利用するのはハイキング客だけ。
右写真は、菊水山駅を出てすぐの旧線トンネル。
残念ながら、入口周辺は金網で封鎖されているようで、廃トン探検は無理だろう。
現在の新線は、区間のほとんどが長大なトンネルで、周囲の景色は楽しめないのが残念。
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/250 F5.6 ISO200) [2004/09/21 13:12]
|
平坦になり、線路が増えてくると、まもなく鈴蘭台駅に到着。湊川駅からたったの11分だ。
■神戸電鉄粟生線■
|
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/250 F5.6 ISO200) [2004/09/21 13:15]
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/250 F6.7 ISO200) [2004/09/21 13:16]
|
この電車は粟生行きなので、そのまま神戸電鉄粟生線に入っていく。
構内に留置されている配給電車の横を通り抜け、急カーブとともに、いきなりものすごい急勾配を登っていく。
ここから先は、50パーミルとの戦いだ。
50パーミルで登り、すぐまた50パーミルで下り、すぐに50パーミル、、、の繰り返し。ショートレンジとはいえ、とにかくすごい勾配。
現在のJR線には存在しない急勾配なのだ。
38パーミルとはいえ長距離を登り続ける板谷峠のような悲壮感(EF71重連のモーターの焼ける匂いがすごかった)もなく、電車は身軽に進む。ほとんどジェットコースターだ。
|
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/250 F5.6 ISO200) [2004/09/21 13:21]
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/250 F5.6 ISO200) [2004/09/21 13:22]
|
途中、単線〜複線のチェンジを繰り返すが、複線跡が残っているところもある。
粟生線の歴史が気になるところだ。
この辺り既に、客が数人しか乗っていない状態。
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/250 F4.5 ISO200) [2004/09/21 14:05]
|
そして終点粟生駅。
単線のドン詰まり。左側の線路はJR加古川線だ。
1本のホーム両面で使い分けられている。
止まった電車から降りてきた客は十数人程度だろうか。
加古川線側には、この後の電化を控えて、既に架線が張られている。
■JR加古川線■
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/350 F3.5 ISO200) [2004/09/21 14:06]
|
いよいよ加古川線。
乗り換え時間は数分だが、ホームは粟生線の隣なので楽勝。
加古川線車両は今年末で廃止予定のキハ40加古川色。
個人的には、気動車といえばキハ22/28/58。キハ40には含むところがないのだが、国鉄気動車が生存していること自体が非常に珍しくなっている昨今、このキハ40もかなりのお宝だろう。
加古川線は単行ワンマンカーなので、乗車時にバスでおなじみ整理券を取る。
車内には、これまたバス同様料金表示板と料金箱があり、バス同様に後乗り前降りで料金を支払う。
ローカル線乗り潰しでは、あらかじめ小銭をたくさん用意しておこう。
今回は終点加古川駅まで乗車のため、整理券だけもらって、加古川駅の改札窓口で普通に精算することになる。
|
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/60 F3.5 ISO200) [2004/09/21 14:08]
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/125 F2.8 ISO200) [2004/09/21 14:09]
|
キハ40の車内は、国鉄時代を思い起こさせるレトロ調。
そう、昔は旅行といえばこうだったのだ。
狭くて硬いボックスシートに、JNRマーク輝く扇風機。キハ40は(暑い夏なのに)非冷房車両だ。
先月乗ったとき(休日)もそうだが、今回(平日)も満席。
さらに厄神から生徒が大量に乗り込んできて、まさに立錐の余地もなし。とても1時間に1本のローカル線とは思えない。
というか、この乗車率だったら運行本数増やさないとダメでしょう。
まぁ、12月の加古川線電化で電車化されるので、最低2両編成だろうし、混雑緩和されるでしょうけども。
でも電化して編成を長くするよりも、単行のまま運行本数を増やした方が利便性高いと思う。
いずれにしても、混雑してたらローカル線っぽくないです。
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/250 F5.6 ISO200) [2004/09/21 14:35]
|
粟生以南の加古川線はわりと穏やかな沿線地形であり、適度に液体変速機を吹かしながらマターリと進んでいく。
さて、30分ほどで終点加古川駅到着。
加古川線ホーム端からの風景だが、単線で左方向に曲がっていく線路が、現行加古川線。
その上方の白い電化高架橋が、12月開業の新加古川線だ。
現行加古川線ホームは山陽本線ホームからかなり離れているが、新加古川線ホームは山陽本線ホームなどと並ぶ橋上ホームのようだ。
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/250 F4.5 ISO200) [2004/09/21 14:39]
|
これから国鉄高砂線跡地探検をするため、加古川線ホーム側の北出口から外に出てみた。
ちなみに、この出口の改札係は若くて『キレイなお姉さん』風の女性駅員さんだった。
時代も変わるもんだなぁ。
■山陽電鉄線■
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/90 F5.6 ISO200) [2004/09/21 16:53]
|
国鉄高砂線跡地探検も(降雨コールドだが)無事終わり、いよいよ神戸に戻る。
帰りは、山陽電鉄尾上の松駅という変な名前の駅から乗車。
松といえば、ふつうは『トミーとマツ(ry
ほんとうは高砂駅から乗りたかったが、そこまで辿り着けなかったのだ。
とりあえず山陽明石駅で降りて、JRの激速新快速に乗り換えるつもり。
|
PENTAX *istD + FA43mm/F1.9 limited (1/125 F3.5 ISO200) [2004/09/21 17:04]
|
10分ほど待って、やって来たのは、ガラガラの阪急三ノ宮直通各停。
結局、これで東二見まで行き、そこから阪神特急で阪神三ノ宮へ帰りました。
阪神特急は混んでいたのであった。
大型の寒冷前線が通過したらしく、加古川付近で猛烈な風雨に撃退されてきたのだが、三ノ宮に着いてみるとちょうど上空に雨雲が。。。
2時間ほどかけて移動してきた前線を、阪神特急で追い越してきたわけですな。
→戻る